農業共済新聞記事バックナンバー

2017年9月3週号

伝えたい 豊かな環境

農業組合法人みずほファーミング (東松島市)

【東松島市】「自然豊かな環境で育った安全・安心な農産物が私たちの自慢」と話す、東松島市根古地区の農事組合法人みずほファーミング(相澤英俊代表理事・59歳)。同地区を中心に水田30㌶で水稲やソバを作付けするほか、大型鉄骨ハウス2棟でキュウリを栽培している。

みずほファーミングは2008(平成20)年2月、「地域の美しい環境を保ちながら安全・安心な農産物を作りたい」と設立。社名は「瑞穂の国」から付けた。役員、職員3人ずつ、パートが4の合計10人で、水稲品種「ひとめぼれ」「つや姫」「金のいぶき」など多品種を手掛けるほか、キュウリを周年栽培している。

米作りは、清らかな水に恵まれ、毎年初夏になるとゲンジボタルが大量に飛び交う圃場で行う、収穫した米は、「ほたる米」の愛称で親しまれ、同市のふるさと納税の返礼品としても人気だ。

「『子どもたちに安全・安心な農作物を食べさせたい』 と思えば、おのずと地域の環境保全に努める。これからもこの環境を守っていきたい」と相澤代表。土作りでは、化学肥料や農薬の使用を極限まで抑え、有機肥料を用いて地力を上げ、恵まれた環境を後世まで残すことに力を注いでいる。

キュウリ栽培では、地下150㍍からくみ上げられるミネラル豊富な地下水と、サンゴ、コンブ、カツオなどを混ぜ込んだ完熟堆肥を使用。日持ちが良く、うまみがあると評判で、遠く三重県の寿司屋から発注があるという。相澤代表は「キュウリは病気が多く天候にも左右されやすいが、小まめな管理を心掛けたい」と話す。

「現状を維持しつつ、キュウリ栽培の合間にリーフレタス栽培を検討している」と相澤代表。「春はニッコウキスゲ、夏はヤマユリが咲く、素晴しい環境を維持したい。そのためには経営の努力もする」と意欲的だ。

相澤代表は、インターネットを積極的に利用し、店長日記やブログで四季折々の風景や、作業状況を広くPRするとともに、販売も行い好評を得ている。「徹底した品質管理を行い安全・安心な農産物を提供するとともに、インターネットなどを通じて情報も伝え、両面からアプローチしていきたい」と話す。

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