農業共済新聞記事バックナンバー

2018年6月2週号

「ロングセラーコッペパンを製造 味を守る」

【石巻市】「絶大な人気を誇るコッペパン『クリームサンド』を守り続けたい」―石巻市のコンセプトリンク株式会社フレッシュ製パンの髙橋勝代表取締役(52)は1995(平成7)年、気仙沼市のパン店が閉店するのを機にクリームサンド製造を引き継ぎ、地域で親しまれている味をつないでいる。

 コンセプトリンク株式会社フレッシュ製パンは、気仙沼市の歴史あるパン店のクリームサンドを残したいと、工場を引き継ぎ、従業員やパート職員もそのまま雇用して、1995(平成7)年からパン製造を始めた。
髙橋代表は「若かったこともあり、パン職人たちとコミュニケーションをとることに苦労した。自分にできることを一生懸命こなし、少しずつ信頼関係を築いていった」と振り返る。
 2001(平成13)年には、工場を石巻市飯野に移転。現在は地元からの従業員も増え、12人で製造する。
 クリームサンドは、プレーン生地のコッペパンに自家製ピーナツクリームを挟んだ「ピーナツクリームサンド」と、黒糖配合生地のコッペパンにピーナツクリームを挟んだ「黒糖ピーナツクリーム」、マーガリンにごまと蜂蜜を配合したクリームを挟み込んだ「ごまクリームサンド」の3種類がある。
 ピーナツクリームサンドと黒糖ピーナツクリームサンドのパッケージには、「気仙沼発」の文字を刻印。ふるさとの味だと買い求める顧客に応えるため、昔ながらの味を守り、一つ一つの工程を大事に作業している。
 「全て手作りしているため量産できず、1日2千個が限度だが、原料も吟味し、安全・安心に配慮している」と髙橋代表。商品の3割は、県内のスーパーや地元の道の駅「上品の郷」などで販売し、7割が北海道や関東、関西方面に出荷される。
 髙橋代表は「これからも地域で親しまれているクリームサンドを作り続けていきたい」と話す。
〇コンセプトリンク株式会社フレッシュ製パン(☎0225・62・0047)

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