農業共済新聞記事バックナンバー

2018年9月1週号

「安全にこだわりキュウリを生産」

栗原市】「キュウリは90㌫以上が水分なので、水が命」と話すのは、栗原市の小林茂樹さん(65)。地下水をろ過して使用するほか、土づくりには米ぬかや木酢液など独自に配合した堆肥を用い、安全・安心なキュウリを提供する。

小林さんはハウスでキュウリ30㌃、水稲2.3㌶を作付け、収穫物はJA栗っこに出荷している。
キュウリの栽培には地下水を使用。くみ上げた水は鉄分などの不純物をろ過装置で取り除いてから給水する。
灌水には点滴チューブを導入し、これにより土壌の養分に偏りが起きにくい。保水状態が一定に保たれるように、自動の給水装置を設置した。
堆肥作りでは、有機肥料に米ぬか、木酢液、菌を添加し発酵わらなどを加える。土に施すと、微生物が活発に活動し、栄養豊富な土壌になっているという。
小林さんは「キュウリは生で食べることが多いので、消毒はなるべくしないように心掛けている。害虫対策にはネットを張っている」と安全・安心と防除の徹底を両立させる。
栽培は年2作で、播種は2月と7月。それぞれ3200本の苗をハウスに定植し、4~7月と9~12月に収穫する。多いときには妻と娘の3人で、早朝から2時間かけて1日当たり300㌔収穫。午前中に箱詰めまで行う。
小林さんは、「9月上旬からは収穫の時期なので、忙しい日々が始まる。作業が続くと一日も休みがなく、なかなか大変だが、おいしく安全なキュウリをできるだけたくさん出荷したいと話す。

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