農業共済新聞記事バックナンバー

2018年9月2週号

「跳躍オール宮城全共宮城県大会を終えて」
就農8年目にして連続出場 学びながら成長する~
【登米市】登米市豊里町の服部泰啓さん(30)は昨年9月に開催された第11回全国和牛能力共進会(全共)に出場。第6区で優等賞5席に入賞した。大会をとおして、他県のレベルの高さを感じつつも、第2区で日本一をとるなど宮城の繁殖和牛の質も上がっていると大会を振り返る。
「まだまだ勉強すること、先輩方から教わることがたくさんある。また自分も共進会に出場した経験をふまえて、若い人たちに教えられることがあれば繋いでいきたい」と話す服部さん。前回の長崎大会の出品牛「しげひら」号と連続出場を果たした。
今大会では、母・娘・孫娘牛の直系3代を1群として出場する第6区高等登録群の娘牛に選抜され、登米市和牛育種組合として優等賞5席に入賞した。
服部さんは、繁殖和牛30頭と子牛20頭を飼養するほか、草地5㌶、WCS(稲発酵粗飼料用稲)3㌶、水稲2㌶を手掛けている。
農業高校を卒業後、県農業大学校畜産科に進学。8年前に、父清浩さんの跡を継ぎ就農した。学んだ畜産経営の知識のほか、家畜人工授精師と削蹄師の資格を取得し、作業の全般をこなす。
2015(平成27)年には、同育種組合が若手就農者向けに実施した九州視察に参加し、技術や飼養管理を学んだ。「研修は参考になることが多く、共進会でも九州勢のレベルの高さを実感した。生産者や協力員の意識の高さが、牛の品質に繋がっている」と服部さんは話す。
第6区は3世代にわたる改良の成果が評価され、優良雌牛系統を地域に保留することを目的としている。
服部さんは「しげひら号にはストレスを感じさせないよう体調管理を徹底した。毎日調教を行うことや、濃厚飼料の供給割合を調整して肉質を仕上げた」と大会までの日々を振り返る。
また、「宮城の能力は、大会を重ねるたびに着実に上がっている」とし、「次の共進会でも、しげひら号を出品させたい想いもあるが、他の牛でも狙えるように飼養管理の徹底と、発情を見逃さず血統を意識した種付けを心掛けていきたい」と次回大会を見据えている。

 

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