農業共済新聞記事バックナンバー

2019年1月3週号

「共に良くなろう法人立ち上げ地域の活力に」

【東松島市】「『イグナル』は『良くなる』の方言。農業・地域・関わる人、すべてが良くなればとの願いを込めて社名にした」と話す、東松島市の株式会社イグナルファームの佐藤雄則代表取締役(48)。同世代の4人で法人を立ち上げ、地域農業を盛り上げる。

イグナルファームは2011(平成23)年12月、個人で農業を営んでいた佐藤代表、阿部聡さん(40)、武田真吾さん(43)、星名大地さん(40)の4人で立ち上げた。東日本大震災からの復興を誓い営農に取り組み、同社は現在、園芸施設でイチゴ1.4㌶、キュウリ1㌶、ミニトマト1㌶、露地でネギ3㌶を作付けする。法人化以前に4人が栽培していた4品目で、栽培技術に自信を持つ。
14(平成26)年には、生産工程の明確化や圃場管理を徹底し安全・安心な野菜を生産・出荷する体制を整え、グローバルGAP認証を取得した。同年、大手コンビニエンスストアとの共同出資で株式会社ローソンファーム石巻の立ち上げと、17(平成29)年には子会社「イグナルファーム大郷」を設立。規模拡大を果たした。
また、6次産業化を展開し、アイスやシャーベット、ドレッシングといった加工品製造にも着手。16(平成28)年にはイチゴ狩りのできる観光農園を始めた。農園では、地元の小学生を招いて摘み取り体験を行い、収穫する喜びや、味覚を楽しむほか、生産者との交流を縮めて地域貢献に役立てている。
佐藤代表は「就農を希望する研修生を受け入れ、技術や経営ノウハウを習得させて育成し、会社を成長させるとともに若手農業者を増やしていきたい。持続可能な地域農業を展開して将来に向けて歩んでいけたら」と話す。

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