農業共済新聞記事バックナンバー

2019年2月3週号

地元の味 周知へ

【亘理町】「亘理町の食・魅力を、ギフトセットで発信してきたい」と話す日下純子さん(58)は、亘理町農産加工推進協議会の会長を務める。同協議会は1988(平成元)年から、数量限定の中元・歳暮ギフトとして、町内農産物を使用した加工品を提供する。

同協議会は、1984(昭和59)年に設立。米、イチゴ、リンゴ農家の女性22人で構成する。2カ月に1度定期集会を開き、加工技術の研究と、試作の検討を重ねながら、生産意欲の向上や、6次産業化の発展を目指して活動する。
夏と冬には、期間・数量限定で、歳暮・中元用のギフトセットを販売。日下会長は「町内産の新鮮な農作物で作っているので、子どもからお年寄りまで幅広い年代に食べてもらいたい」と話す。
18(平成30)年のお歳暮ギフトセットは、亘理町の温暖な気候で育まれた新鮮なリンゴやイチゴなどの自家産を含む、農産物加工品を用意した。
内容は、果汁100㌫のリンゴジュースをはじめ、リンゴ品種「紅玉」のジャム、イチゴ品種「もういっこ」のジャム、イチジクの甘露煮、7種類の野菜ピクルス、ブルーベリー品種「ブルークロップ」のコンポート、米油と紅花油を使用したブレンドオイルの中から、組み合わせて提供。農家の母による、手作りの味を再現する。
ギフトセットは、10月の亘理農業改良普及センターを交えた打合せ後、各会員が試作品を持ち寄って吟味。11月下旬に商品が決定した。
今年は3年ぶりにラベルを一新し、インパクトがあり、目につきやすい「わ」一文字を採用。葉や枝、丸みのあるデザインは会員ら自らが手掛け、亘理町の農産物の豊かさを表現した。
同町の「おおくまふれあいセンター」で、小セット(1500円・税込み)、大セット(2500円・税込み)を12月、1月の2カ月間で販売した。
日下会長は「亘理町の素晴らしさを、農産物・加工品を通して多くの方に周知したい。前年よりもより良いギフトセットが仕上がるよう、仲間同士意見を出し合って、商品開発、品質の向上に努めていきたい」と抱負を話す。

 

 

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