農業共済新聞記事バックナンバー

2015年11月2週号

自家産米の米粉をケーキに
自慢の風味楽しんで

高橋順子さん(大崎市古川)

【大崎市古川】「出来たてのおいしさを届けたい」と話す、「ファーム高順(大崎市古川)」の高橋順子(よりこ)さん(58)。米の消費拡大を目指そうと、自家産米の米粉でシフォンケーキやロールケーキなどを製造・販売する。もちもちとした食感と、甘さ控えめの優しい味が好評だ。

高橋さんは、夫の正則さん(63)とともに水稲3.5㌶と野菜栽培に取り組みながら、農産物直売所「旬の店・シンフォニー」の会長を務める。もともと料理が得意で、直売所の商品充実と米の消費拡大を図るため、米粉を使った菓子作りに踏み切ったという。
先進加工施設の視察、製造方法や包装関係の研修を受けて、昨年8月に自宅敷地内に加工場を建設。10月から販売を始め、その日売る分だけを早朝から作っている。
米粉には、農薬や化学肥料の使用量を抑えて育てた「ひとめぼれ」を使用。風味を損なわないように、使う分をその都度製粉する。
自家産のカボチャやニンジン、サツマイモなどを生地やクリームに練り込む。「新鮮な野菜や果物を使って旬の味を提供したい」と高橋さん。クリスマスには果物をふんだんに使ったフルーツロール、花見の時季には桜の花を使ったさくらロールなど、イベントに合わせた商品も提供している。
現在は自家産の野菜や果物のほかに、レーズンやコーヒー、バナナやチョコレートなどのロールケーキ、トマトや紅茶のシフォンケーキなど約20種類を手掛け、商品の充実に取り組んでいる。
保存料や着色料などの添加物を一切使わないため、製造販売は10月から翌年5月までの期間限定。高橋さんは「がんづきやカステラなど、米粉でできる商品を増やします。おいしさを味わってほしい」と笑顔で話す。

▽問い合わせ=ファーム高順(TEL0229・22・4585)、旬の店・シンフォニー(TEL0229・24・7209)

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