農業共済新聞記事バックナンバー

農業共済新聞6月2週号

田んぼで学ぼう あぶくま農学校

あぶくま農学校(角田市)

【角田市】角田市のあぶくま農学校はさきごろ、角田市立西根小学校で今年度の入校式を行った。地域の自然を教材に、西根小と東京都目黒区の月光原小学校の生徒が田植えなどを体験をしながら食と農を学ぶほか、相互交流を深める。

あぶくま農学校は、同市農業振興公社が食農学習の里づくりを目指し、2000(平成12)年に発足。「百姓先生」と呼ばれる地域農業を支える農業者や農業関係者指導の下、角田の大地を学びの場に農業体験事業を展開する。
食農学習の里づくりでは、「食」と「農」、「農村」と「都市」を結ぶ学びを体験する活動を重要視。地元の西根小、北郷小学校、枝野小学校の3校と東京都目黒区の小学校が、生きることの基本である「食」と、それを支える「農」について学ぶ田植えや稲刈りを実施。体験を通して農村と都市の親睦を深めてきた。
今年度の入校式には、西根小の全学年児童101人と月光原小の有志16人が出席。はじめは落ち着かない様子の児童も、体育館でのレクレーションで自己紹介を交えたゲームにお互い打ち解け始める。
その後、学校近くの田んぼへ移動し、ミヤコガネモチの手植えを体験。移動前に百姓先生が「苗の束から3本ほど取り、第二関節くらいの深さに植えるように」と話し、児童はあらかじめ引かれた線に沿って丁寧に植えていく。
尻もちをつき、泥だらけになりながらも、泥の感触に驚きの声を上げたり、オタマジャクシやカエルなどの生き物にも触れ、児童は思い思いに田植えを楽しんでいた。
西根小保護者の太田清美さんは「子どもたちが楽しんでいてよかった。普段できないことができ、とても生き生きしていた」話す。今後は稲刈りを共にし、餅を味わう。

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